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日本庭園と矢野先生
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新サイトへ引越
2025年9月新しいホームページが出来上がりました。
前のホームページは2001年頃に作成し、2020年頃まで私が管理・運営していました。
メールアドレスを yano94canada@gmail.com に変更しました。
URLは今まで通り https://www.yanoacademy.ca/ カナダバンクーバーからの発信です。
最新トピック
≪ことばの交差点≫ 45
日加トゥデイ 2026年10月号 掲載 ☆ なぜ「真秋」はダメなの・・・? 紅葉の候、10月も後半を迎え、秋の深まりを感じる。綺麗な紅葉に目も心も奪われてしまい、ここバンクーバー近郊にも美しいもみじがたくさんあり、大いに楽しませてくれる。 でも、この時期になると、日本語教師泣かせの質問を思い出す。なぜ「真秋」はダメですか・・・、である。 うーん、そう言われると・・・、こんなこと考えたこともなかったが、確かに、「真夏」や「真冬」は使うが、「真春」や「真秋」など聞いたことなどなく、もちろん使ったこともない。 この質問はかなり昔、真逆(まぎゃく)という言葉が若者言葉として、はやり始めたころと記憶している。ある日本語超上級者から、「真夏」や「真冬」そして「真逆」がいいのに、「真秋」はどうして使いませんか、と真剣に質問されて、びっくり、とても困った思い出である。その時は、「うーん、春や秋にはふさわしくないから・・・」と、実にそっけない説明になってしまった。 確かに、「真夏」や「真冬」はちゃんと辞書に載っているが、「真春」と「真秋」は載ってい

矢野修三
10 時間前読了時間: 3分
≪ことばの交差点≫ 44
日加トゥデイ 2026年9月号 掲載 ☆ 「頑張れ」と「加油」の対比 先日、台湾出身の友人との集まりがあり、そこで中国語の「加油」(ジャーヨウ) という言葉を話題にした。日本語にすれば、「頑張って」という意味である。 実は、日本語教師として、中国語を母語とする生徒には、よくこの「加油」を使って、 「日本語 ジャーヨウ」 と声を出して励ますと、なかなか効果的である。 ところで、同じ漢字言葉としての「加油」と「頑張る」。意味的には同じなのに、なぜ中国語と日本語で、こんなに漢字が異なるのか、すごく気になっていた。ちょうど良い機会なので、この「加油」の語源などを台湾の友人たちにいろいろ聞いてみた。 なるほど、まさしく「加油」(ジャーヨウ) は油を加えるであり、車もガソリンを入れると力強く走れるようになるので、そこから「頑張れ」や「ファイト」という励ましや応援の意味になったとのこと。 確かに、人間にもエネルギーを加えて、もっと力を出そう、の意味として、応援相手や自分自身を励ます掛け声として使うとのこと、なるほど、とても分かりやすい。...

矢野修三
10月7日読了時間: 3分
≪ことばの交差点 ≫ 43
日加トゥデイ 2026年8月号 掲載 ☆ 「ぎなた読み」とは・・・? 日本語にはこんな言葉遊びがある。例えば、「ぼくはしらない」の読み方。 「ぼくは、しらない」(僕は知らない)と「ぼく、はしらない」(僕、走らない)である。 すなわち、切るところを変えると違う意味になってしまう遊びである。 よく日本語クラスの授業中に、こんななぞなぞ遊びをした思い出がある。 「女の子がカメラを買いに『カメラください』と言ってお店に入りました。するとお店の中に三匹の動物がいました」、その動物はなーんだ ? これも言葉遊びとして知られている一つである。この「かめらください」を切るところを変えて読むと、「かめ/らくだ/さい」となり、三匹の動物は「カメとラクダとサイ」と説明すると生徒はびっくり。日本語の面白さも加わり、クラスの雰囲気も明るくなる。 この奇妙な読み方は一般的に「ぎなた読み」と呼ばれている。でもこんな言葉、日本人でも知っている人は少なく、小生も日本語教師になってから、初めて耳にした言葉である。 この「ぎなた読み」の由来は「弁慶が、なぎなた持って」

矢野修三
8月26日読了時間: 3分
≪ことばの交差点≫ 42
日加トゥデイ 2026年7月号 掲載 ☆ 「弁護士 と 「弁当」 7月文月も後半に入り、夏本番。日本は猛暑、酷暑。それに比べて、バンクーバーの夏は誠に素晴らしく、至福のときを過ごしていたのだが・・・。思いもよらない、ちょっと笑いを誘う、難儀な質問が舞い込んできた。 先月号の弁護士に関する「本の紹介」の記事を読んだ日本語上級者からの驚きの質問。 なぜ、「弁護士」と「弁当」の「弁」は、同じ漢字なんですか? である。 えー、こんな質問、長く日本語教師をしているが、初めてで、びっくり仰天 でも確かに言われてみれば不思議である。なかなか「弁護士」と「弁当」の共通点など思いつかず、言葉に詰まってしまった。「うーん、ごめん 調べるね」と、恥ずかしながら謝らざるを得なかった。 そこでまず、「弁当」の語源が知りたくなり、早速調べてみた。諸説あるようだが、中国語の「便当」という言葉に由来するというのが有力らしい。中国語ではこの「便当」は「都合がよい」や「便利である」という意味で、これが日本に伝わり、「弁当」という漢字が当てられたようである。加えて、こ

矢野修三
7月25日読了時間: 3分
≪ことばの交差点≫ 41
日加トゥデイ 2026年6月号 掲載 ☆ 「間違った」と「間違えた」の違いは・・・ ? 最近のSNSはまるで生き物のようにどんどん進化しており、すごいというよりは恐ろしい感じがする。確かに、スマホなどはいろいろなことができるのでとても便利。指一本で銀行振り込みから外国にいる友人と会話や写真なども簡単に写せて送れる。でも便利過ぎてうまく使いこなせず、苛立ちを覚えるお年寄りも多い。小生も然り。 そんなお仲間と会うと、手元にあるスマホがよく話題に。先日もある方から、操作のやり方を間違えてしまい、いろいろ触って、スマホが動かなくなって大弱り。 加えて、言葉に関する、「間違ってしまった」と「間違えてしまった」はどんな違いがあるのか・・・こんな質問も受けてしまい、こちらも大弱り。うーん、確かに両方使われており、日本語教師泣かせの質問である これは先ず「間違う」と「間違える」の二つの動詞を意識する必要がある。つまり、自然に「火が消える」の自動詞と、何か目的があって「火を消す」の他動詞との違いで、「間違う」は自動詞であり、「間違える」は他動詞。

矢野修三
6月24日読了時間: 3分
≪ことばの交差点≫ 40
日加トゥデイ 2026年5月号 掲載 ☆ 「行く春」の読み方は・・・? 皐月5月もすでに後半に・・・、若葉も日に日に色濃くなり、春は静かに背を見せながら過ぎ去ろうとしている。この季節、日本の報道関連の記事には「行く春を惜しむ」、こんなフレーズがちょくちょく目に入る。 さて、この「行く春」の読み方だが、日本人は無意識に「ゆく春」と読む人が多いのでは・・・。ごもっとも。この「いく」と「ゆく」の読み分けだが、そこはかとなく使い分けている。ことさら学校で習った記憶などないが母語が持つ素敵な感受性なのであろう。 でも、日本語学習者にとってはややこしい。初級レベルでは「行く」は「いく」と教える。「学校に行く」や「会社に行く」である。しかし、レベルが上がるにつれて「ゆく」も教えなければならない。例えば、「行く年・来る年」なども日本人は「ゆく年」のほうに親しみを覚える。 すると上級生徒から、「いく」と「ゆく」の違いは何ですか、こんな質問をよく受ける。そこで、とりあえず「ゆく」は特別なケースに使うと、教えているがなかなか説明しにくい。...

矢野修三
5月25日読了時間: 4分
カナダバンクーバーに矢野アカデミーはあります。
2001年~2024年までのWEBサイトはこちらでご覧になれます。旧矢野アカデミー
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